よく、アウトプットが大事!と言われているのですが、どのレベルから答練を始めるのか悩ましいですよね。
通学していて答練の日にちが決まっている場合は、それに従うとして、以下が満たされていたら答練をやるべきレベルだと思います。
・鑑定理論
正確では無く、しどろもどろでも、ある程度の基準を暗記出来ているレベル
・演習
時間がかかってもいいので、解答を見ずに、鑑定評価額まで書けるレベル
・民法
「こう書け!民法」を2週したレベル
・経済学
「こう書け!経済学」に記載されているグラフを書けて、定義を暗記出来ているレベル
・会計学
定義を暗記出来ているレベル
こんな感じだと思います。
最低限、定義ぐらいは書けないと採点者に溜息つかれちゃうかも。
ところで、答練の提出締め切りは、LECだと6末頃、TACだと7月頭頃。
うかうかしていると、直ぐに締め切りです。
しかし、量が多いんですよね。
LECの論文コースだと、基礎答練×3、実戦答練×3、的中答練×3、模試×2回。
TACの直前コース?だと、直前答練×3、模試×2回。
LECの基礎答練は1問づつなので楽なのですが、それ以外は答練1セットにつき、
鑑定理論×3回、民法×3回、経済学×3回、会計学×3回、演習×2~3回
1回につき2時間掛かるので、復習も考えると1日2回までしか消化できないと思います。
ので、毎日やったら7日で1セット消費できます。
僕の場合、答練開始の時期が結構遅かったので、超ハードスケジュールでした。
基礎答練と実戦答練は5月末までに終わっていたのですが、それ以外は手付かずの状態。
で、5月末からはTACの全答練1回目(模試)が始まり、それ以降は6月後半まで毎日2科目づつ答練を消化し、6月末のTAC全答練2回目をやり、7月頭にようやくLECの模試2回目以外を処理しました。
人生で一番長い6月でしたね・・・・。
短答合格者の方は論文にあてる時間は1年以上あると思うので、答練を一杯やるべきだと思いますが、時間が無い人はこんなにやる必要はないと思います。
ちなみに、LECの模試2回目を締め切り前にやらなかったのは、やれなかったからではないです。
7月は超直前期なのですが、答練がなくなるので、アウトプットが出来ないんです。
なので、7月末頃にやるために残してました。
次に、答練で分からないときにカンニングをするか、しないかのお話です。
LECの講師陣はスルナって言ってたと思います。
別のブログでTACの通学の人は普通にシテルって書いてました。
僕は、カンニングしない派です。
やっぱり、カンニングって卑怯じゃないですか?みんな頑張ってるのにズルイっすよ~!とかではなくて、本番ではカンニング出来ないので出来るだけ本番想定でやりたかったからです。
本番の試験では「こう書け!」に載ってない問題が必ず出てくるはずですし、その時には白紙では出せないので、そうならない為です。
実際、2015年の本試験では、民法は微妙だったし、会計の転リース、経済学の異時点間消費の計算など、知識外の問題が出ましたが、ピラニアのように喰いついて離さなかったことが合格に結びついたのではないかな~と思ってます。
さらに、時間制限の問題があります。
通学の人には無縁の問題ですが、通信の人には身近な問題です。
僕は、完璧に時間を守ってました。
やっぱり、他の人よりも長時間やるって卑怯だし、みんな頑張ってるのにズルイっすよ~!とかではなく、これもまた本番想定でやりたかったからです。
どれだけ答案構成に時間を掛けても良くて、どれだけのペースで答案を書けば書き終えることが出来るか?を測るためには尊守するべきだと思います。
これをちゃんとやっていると、残り時間と答案の記述量から、焦る時なのか、まだ焦る時ではないのか、の見分けつくようになるので、些細な論点を飛ばしたり、しっかり書いたりなどの判断が適切に出来るようになります。
なお、論文は時間内に完結させて「以上」と書きおえる必要があるのに対し、演習は鑑定評価額を出して書き終えることが必須ではないため、時間を延長して書いてました。
ただし、時間ぎれ以降は赤ペンで書いて、「以上」の後に、「赤ペンは無視してください、すみません。」とかコメント書いてました。
そうすると、採点は青ペンの範囲内でやってくれて、評価のコメントは赤ペン込みでしてくれます。
最後に、字の綺麗さのお話です。
丁寧に書きましょう!が基本ではあるのですが、科目によって違うと思います。
鑑定理論(論文)は不動産鑑定士が採点するので、文字を書く大変さを理解してくれていると思うので、ある程度の乱れは許容してくれると思います。
演習は、数字は丁寧に、字は読めればOKらしいです。
民法・経済学・会計は丁寧に書くほうがいいと思います。
よく言われるのが、字は下手でもいいから丁寧に。っていう話ですが、やっぱり急ぎ焦っているので雑になりがちです。
なので僕は、せめて、最初の数行と最後ぐらいは丁寧にっていうのを意識して書いてました。
連日の試験で手が限界なんです(;△;)っ、でもがんばって書いてるんです(;△;)っていうのは皆同じですし、試験委員にとっては関係の無い話なので、意識的に丁寧に書いたほうがいいと思います。
ちなみに、答練の備考欄にでも「字も評価してください」的なのを書いておいたら、評価してくれます。ただし、答練で質問を書くのはルール違反と注意されることもあります・・・・
あと、文字のランク的には、
「上手くて丁寧」 > 「下手で丁寧」 > 「上手くて雑」 > 「下手で雑」
になると思いますし、専門職業家として文字は綺麗なほうが説得力が増すと思うので、↓なんかもやりました。


現在、字は下手ですが、丁寧に書けば少しはマシな字が書けるようになりました(^^)